[ 参加レポ ] 行ってきました!職場と家庭の交渉学

レポート

どうもー!やまぐち産休育休ママパパサポートイベントの報告担当、イラストレーターtaecoです!

 

今日は10月11日に開催された「働くママ応援!職場と家庭の交渉学」(主催:山口県)という講座にいってきました!

 


講師は東京からお越しいただいた小早川優子先生。日経DUALで『働くママの交渉学』も連載中。

 

 

この日の参加者は、育休産休中のママさんを中心に26名。下関や岩国や長門など、県内各地からお越しいただきました。

受付に続々と。

0〜5歳までの託児体制は万全です!

 

 

子どもを預けたママさんたち。表情も少し切り替わったご様子で席に着きました。

 

 

仕事をしながら働くママは大変です。

 

会社員としての自分の役割や周りの期待に応える事と、母として家庭や子どものサポートやコントロールを同時にこなすことが求められます。


その生活の難しさは並大抵の事ではありません。

 

夫婦間では「なんで?!もっとやってよ!私だって!私ばっかり!」

職場では「お迎えの時間が!熱の呼び出しが!行事があああ!」

 

など、フラストレーションがたまり、

 

どうにか分かって欲しい(分からせてやりたい)!!

言い負かしてやりたい!!!!

 

と思うことも多々発生します。

 

でもこの日学ぶ「交渉学」は、そうではないんです。

 

「交渉というのは勝ち負けではないんですよ。
交渉する側、される側、両方がハッピーになること。
つまりwin-win交渉になることが目的なのです^^」

と今回の講師小早川優子先生。

 

 

 

「みなさん、今日はお集まりいただきありがとうございます。ご家庭で、いろいろある方もいらっしゃるでしょうね。うちもいろいろありますよ〜(笑)」

 

と聡明な笑顔でご挨拶された先生は、会社を経営する3児の母。

 

「2人目出産までは外資系金融機関で勤めており、その後独立しました。3人目の出産を経て、現在は組織の人材能力を生かすコンサル会社を経営しています。

 

こう聞くとキラキラママに見えるかもしれませんが・・・・2人目育児までは、夫婦喧嘩がとにかく大変で。

 

 

相変わらず朗らかな微笑みを振りまきながら先生は続けます。

「それまでの家事育児の分担は、95%私がやっていました。もちろんいっぱいいっぱいになる私に、相手にされない夫は拗ね、どんどん帰りが遅くなり、飲み会も増え、怪しい行動も増え・・・離婚の危機ってとこまでいきましたね〜。」

 

(外資系勤めやら経営やらして95%の家事育児ができる小早川先生もすごいが夫もヒドィ・・・)

 

なんて様々な驚きや共感が混じる私たち。

 

 

 

「でもある日、思ったんです。

win-win交渉を夫に使ってみよう!夫を実験台にしてみよう。と。」

 

 

 

それを実践し続けた結果・・・・

 

「今では完全に夫婦の家事育児の割合は50/50ですね。して欲しいことを言わなくても動ける夫になってくれました。

 

 

マジで?信じられない。すごいわぁ。うちは無理じゃない?

 

そんな声にもならない声が漏れる会場で、交渉学の話が始まりました。

 

 

「交渉というのは、大きくいうと2つあります。」

味方との協議(お互いがハッピーになるwin-win交渉)

OR

敵との競議(どちらかに勝敗がつくwin-lose交渉)

 

「さて現在、みなさんご自身は、ご家庭でどちらの交渉スタイルですか?

ちょっと考えて、グループでお話ししてみてくださいね。」

 

「正解はありません。会場の26人26通りの答えがあります。みなさんと話すことで、自分の考え方に気付いたり、癖を変えたり。その思考プロセスが大事になります^^」と先生。
(この方法はケースメゾットというそうです)

 

 

 

初めは緊張気味のみなさんでしたが、よその家庭の問題やスタイルを垣間見れたり、激しく共感したりと・・・時間が経つにつれあちこちで爆笑が。

 

「うちはウィンルーズです。職場では上司に媚を売ったりして(笑)割とうまく交渉できるのに、夫にはイライラしてばかりで文句ばかり言ってしまうんですよね」

 

「うちは、文句言ってもやってくれないので、ルーズルーズですね・・・」

 

「うちはもう、諦めてます・・・」

 

など、主婦あるあるな一体感が生まれてきました。

 

 

みなさんのワークを聞き、先生は続けます。

 

そもそも何故、女性に交渉学が必要なのかというと。

 

まだまだ社会は、働くママが社会的マイノリティ(少数派)です。

そういう方は不利な交渉でも合意しないといけないと感じる圧力(合意バイアスという)にかかりやすいんですよね。

 

 

 

「でも多様化する社会では、私たちのようなマイノリティを含め、前提の違うさまざまな人たちが共存します。だからこそみんながwinwinになる交渉が必要なのです。」

 

 

さて、ではwin win交渉とはどういうものなのか・・・?

具体的な方法は・・・?

ポイントは・・・・?

 

分かりやすい実例も交えながら、お話ししてくださいました。

仕事編では「上司との交渉例」、家庭編ではパートナーとの交渉する時のポイントや、男心を刺激する理論的な方法はなどもご紹介していただきました。


様々な実例を聞いたり、自分だったら…?という実践想定をグループ内で話すことで、いろいろな交渉方法に気付くでき、目からうろこがポロポロポロ〜とでてきました。

 

 

 

 

 

そして最後に。

 

「ま。今日お伝えしたことは全部忘れてもいいです。

これだけ、今日から1週間言ってみてください。

 

『○○○○○○○○○○○○○○!』

 

まずは試してみてください。たったの14文字w

きっと不思議なことが起こります・・・(笑)」

 

と魔法の言葉を教えてくださいました(笑)

 

 

充実の2時間はあっという間に終わり、希望者はランチ会へ。

 

小早川先生と、働く先輩ママのゲストをお呼びして、ざっくばらんにお話をしました。

託児スタッフさんが別室で子ども達の昼食をとらせてくださっています。 安心して時間いっぱいお話しできました。

今回は3名の先輩ママさんにお越しいただきました。

  • 職場で育休取得第一号で、様々な壁を乗り越えた山口商工会議所の柳谷統子さん
  • 復帰一年目、子どもの入院と担当する大イベントが重なり病院と職場を往復しながら乗り切った、山口商工会議所の春永亜由美さん
  • 妊娠を期に、会社を退職しフリーに転身し、複業しながら働く杉井綾香さん

 

 

「子どもが病気になった時、どう乗り越えましたか?!」
「復帰後、職場の人間関係で気をつけたところは?!
「夫や義母への協力要請の仕方は・・・??」

 

など、次々に質問があがりました。

 

私の周りでも、中小企業、社員10名未満の組織でも育休産休が増えています。

今回も10人未満の会社の育休復帰第1号の方が参加されていました。

働く先輩ママがいない、産休育休をとったことがある社員がいない、、、という会社は山口にたくさんあると思います。

会社は違うけれど、いろいろな家庭の・働き方の先輩ママと出会うことで、参加した人たちがこれから働き続けていく上での悩みや不安を相談できる、あんな風になりたいな、というつながりづくりになったのではないかと思いました。

 

まだまだ話したい!という熱気を残す中、ランチ会も終了。

とても実りある会でした。

 

 

「働く夫婦の応援講座」、実はまだまだ続きます!!!

第1回目に「交渉学」を学んだこの講座、実は3ステップのシリーズなのです。

 

いずれも参加無料で託児付きです。ぜひこの日の交渉学を実践し、夫婦でご参加頂けることを心よりお待ちしております^^

 

そ・し・て

なんと。

 

今回の小早川先生による「家庭と職場のハッピー交渉学

宇部でも開催が決定しました!!!!

 

12月11日火曜日 宇部市文化会館にて!

 

小早川先生再び〜〜〜!!!!!!!

 

 

この報告レポートを読んで、興味を持たれた方。最後の魔法の言葉が知りたい方。

 

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以上、イベント参加報告でした!

 

主催:山口県

企画運営:パインワークス