山口会場と下関会場で開催された「働く社員応援講座!仕事生活向上術」 (主催:山口県 企画運営:パインワークス)という講座の報告です。
お次は、山口会場のプログラム、coco-emi代表小林洋子先生による
~職場の人間関係向上術~
組織・職場で活かすアンガーマネジメント
です。
なんであんな事で怒ってしまったんだろう…
と後悔したことはありませんか?
家庭でも職場でも怒ったり怒られたりすることで、
人間関係がこじれてしまうことがあります。
一見マイナスな感情の「怒り」ですが、怒る事は決して悪い事ではなく
大切な感情のひとつだそうです。
残念ながら決して無くなるものでもなく…
だからこそ怒りは表現の仕方が大切!なんです。
怒りは突然湧いてこない!
怒りの前には必ず「第一次感情」といわれるものがあって、
不安、つらい、悔しい、心配、寂しい、悲しいなどの感情なのだとか。
その感情で心のコップがいっぱいになった時に「第二次感情」の怒りに変化する。
例えば、
部下が遅刻している→連絡がないけど何かあったのでは?(心配)
→そこに平気な顔をした部下が現れる
すると
(こんなに心配していたのに)いったい何時だと思ってるんだっ!
と怒り心頭!
ただそこで
怒りをそのまま伝えるのではなく、
遅いから何かあったのかと思って心配していたんだよ、
という風に第一次感情を相手に伝えるのが
怒りの上手な表現の仕方、だそうです。
怒ったときは6秒待とう!
怒りの感情は6秒がピークなので、
自分を落ち着かせる言葉を唱えて待つのがいいらしく、
受講生からはこんな意見が。
問題ない、大丈夫、死ぬわけじゃない、これは神様が与えた試練だ(!)
あとは深呼吸する、視線をそらす、とか。
小林先生が実行している6秒間のやり過ごし方は、
子どもに対しては「成長成長」、夫に対しては、些細なことであれば「気にしない気にしない」と自分に言い聞かせ
とにかく今晩の献立を考える、だそうです。
全く別の事を考えて自分を落ち着かせるのがいいみたいです。
「べき」の違いに気付くとラクになる
「べき」って何なのか?
たとえば、
時間は必ず守る「べき」だ、靴は揃えて脱ぐ「べき」だ、
などそれぞれ様々な「べき」を身につけています。
でも周りの人が100%自分と同じ「べき」を持っているわけではないですよね。
自分の守りたい「べき」に触れられると許せなくなり、
怒りがこみ上げてくる仕組み。
だから自分の許せる「べき」の許容範囲を大きく広げて、
安定させると怒りにくくなるとか。
毎日こつこつアンガーマネジメント!
ダイエットと一緒で、毎日続けるうちに少しずつ身についていくもの。
家庭でも職場でも人間関係は必ずついて回るからこそ、
アンガーマネジメントをひとりでも多くの人が身につけて、
より良い関係や環境を作っていけるといいですね。
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