行ってきました!プレパパ・プレママのための新しい両親学級!

お知らせ

こんにちは!やまぐち産休育休ママパパポータルサイトのイベント報告担当、イラストレーターtaecoです!

 

今回は4月14日に開催された「プレパパ・プレママのための新しい両親学級」という講座に行ってきました!

 

 

いわゆる、妊娠中の夫婦の為のパパママ学級です。

一般的には、産院などで、パパさんも赤ちゃんのことを学ぼうね〜と、妊婦体験やオムツ替え、沐浴練習などが行われますね。(うちも妊娠中やったなぁ〜)

 

しかし今回の両親学級は全く新しいものでした。

 

テーマは「子育てと仕事の両立」

共働き夫婦が子どもを産み、育てるにあたり、とーーーっても重要な「意識」を学ぶ為の講座でした。

 

 

 

 

 

だって、少なくないと思うんです。

 

運命の相手と幸せな結婚♡

奇跡が運んできた新しい命・・・♡

 

誕生して、育ててみたら

 

 

「あれ?なにこれこんなにしんどいって聞いてないけど?(ーー;」

 

 

という、子育て共働き生活。。。

 

 

「あれ?あんなに愛した伴侶が、敵にしか見えない」

 

という、子育て共働き生活。。。。このまま1年後には仕事復帰、子育てと仕事の両立本当にできるの?

 

そういう(本当によくある)事態を防ぐために行われた今回の「新しい両親学級」

 

妊娠中から家族を支援するプログラムを行われている「日本ファミリーナビゲーター協会」の代表田中美賀子さんと、副代表竹内博士さんを講師にお呼びしました。
京都からお越しになったお二人。夫婦漫才のような掛け合いがとっても楽しかったです♪

 

産後の夫婦でありがちなすれ違いの原因を、様々な視点から「理解する」という視点でお話くださいました。

 

「男脳」「女脳」を理解する。

 

一般的に、人と話して共感をし合いながら多くのタスクをこなしていくのが女性脳といわれ、それとは逆に、問題点の解決策を1人で考え、1つ1つをクリアしていくのが男性脳だそうです。

(もちろん全員に当てはまるわけではありません。ビジネス脳家庭脳と分類されることもあるので、役割が変われば男女でも思考が入れ替わるのかもしれませんね。)

 

事例として出された話・・・・

 

仕事から帰宅したパパにママが

「今日は朝からずっと抱っこ抱っこ〜って泣いてて、私朝から家事も何も全くできなかった!!もうこんな日が続くの、無理!!!!!」

と泣きついたそうです。

 

 

そこでパパの脳内では問題解決スイッチがオン!

「近くに支援センターないのか?調べてそこに行ってみれば?それか保育園早く入れる?」

 

 

 

女脳が求めているのはそうじゃないんです。

 

なにがどう辛いのか聞いて欲しい!

一緒に喋って考えて欲しい!!

そっかー!それは朝から大変だったね、と

 

理解して共感して欲しい!!!!!

 

話を終わらせようとしないで欲しい・・・・・!!!!!!

 

 

ということ。

 

 

この違いが理解できていなければ、夫婦の溝が深まるばかりです。

 

 

自分の、相手の、価値観を理解する。

 

一般的な男女の考え方を理解したら、次に大事なのは「自分のパートナーの価値観」の理解。つまり相手の大事にしているものや事柄の順位(価値基準)を把握することです。

 

 

あなたにとって、家庭で大切なことは何ですか?

 

 

まずは3分間、自分の価値基準を付箋に書き出し順位をつけ、その後夫婦で互いに見せ合いました。

 

まずは一人で付箋にメモ。そしてお互いにみせあいます。

 

「価値基準は人それぞれ。同じである必要はないけれども、知っていることで相手の行動が理解できるんですね。」と竹内さん。

 

田中さんは

「これ、うちでもやってみたんですけど。夫は一人の時間が好きということがわかりました。今まで何となく、寂しい思いを感じていたんだけど、私が避けられていたわけじゃないと理解できて、相手の行動にネガティブな気持ちを持たなくて良くなったのがとても楽になりました^^」

とのこと。

 

うーん、すっごくよくわかる!!!!勝手に抱えた被害妄想がバケモノ化することって、よくありますもの・・・

 

子どもにとって最も大切なのは、夫婦円満である事。
円満とは、相手が大事にしているものを知り、大事にできる事。

 

と言われていました。

 

その他にも、家事シェアについての夫婦の意見のすり合わせ(ワークショップ)や、産後クライシスで女性の体に起こる変化などのお話がありました。

 

両立のための両親学級

今回の講座では、主催のパインワークス代表の千々松葉子さんも育休後シニアアドバイザーとして、自身の3人のお子さんの保育園生活も交えながらお話しされました。

 

自分たちの親世代の子育て時代と、社会のあり方は大きく変化していることをグラフ化して解説されました。

親は、自分の子どもには自分がしてもらったのと同じ程度の暮らし・教育を受けさせたいと思う人が多い。

 

でも、超少子高齢社会を突き進む中、親と同じ働き方をして親と同じ暮らしや教育を子どもに与えることはできないだからこそ、出産しても辞めずに働く、働き続けることができる生き方を夫婦で考えることが大切になっています。」

と千々松さん。

 

また、産前にできる・育休中にできる育休後の準備時短や保育園送迎も使い方では、働き続けることにプラスになったりマイナスになったりするので、「どうしたら人生100年時代を夫婦で働き続けることができるか、話し合う」ことが大事との話もありました。

 

さらに、山口市や近隣の保育園入園事情など地域差についても話があり、住んでいるところで復帰前の保活準備が違うことなどローカル情報の提供も。

 

 

今回は時間がなく資料だけだったのは【夫婦の産後や育休後をイメージしたワーク】(産後はいつから飲み会に行く?仕事の忘年会は?泊りの出張はいつから行きたい?その時子どもは?など)

 

ワークは、産前と産後のギャップはどこからきているの?それは前向きに変わったの?それとも何かを我慢しているの?そんなお互いの気づきがが産後クライシスを止めるために大切になってくるので、ぜひ家に帰って夫婦でしてもらいたい内容でした。

 

子育てで女性が仕事を諦めずに済むよう、男性も大黒柱の過度なストレスにさらされることがないよう、産前から夫婦で考えておくと良い具体的な事柄や、心づもりが満載でした。

 

 

案ずるより産むが易しと言うけれど、案じて産むともっと易し、かもね!

 

今回は4組のご夫婦を含め9人の参加がありました。

男性の1人参加の方や、妊娠はしていないけど今後の参考のために、と参加してくださったご夫婦も。みなさん勉強熱心で頭が下がります。

 

正直、わたし自身、産後は世界が180度変わりました。

こんなに愛おしいことも、こんなに辛くて不自由なことも、想像をはるかに越えていました。

 

いろいろな壁にぶち当たり、夫婦でぶつかり合いながらなんとか3年が過ぎたところです。

 

 

もし産前に、少しでも理解をしておけば。

独りでではなく、大切なパートナーと共に知ることができていれば。

 

もう少し余裕を持って立ち回れたこともあったように思います。

 

産んでみなければわからないけど、知っているのと知らないのでは、産後の夫婦生活は大きく変わると思います。

 

次回開催の7月頃のようです。ご興味のある方はぜひチェックしてみてくださいね!!!!

 

 

 

 

以上、イベント参加報告でした!