行ってきました〜!夫婦で取り組む働き方改革とキャリアデザイン講座

お知らせ

こんにちは!やまぐち産休育休ママパパポータルサイトのイベント報告担当、イラストレーターtaecoです!

 

今回は11月17日に開催された「共働きパパママ応援!夫婦で取り組む働き方改革とキャリアデザイン」(主催:山口県)という講座に行ってきました!

 

 

今回は夫婦向けの講座ということで、県内各地から5組のご夫婦を含む22名の参加がありました。男性だけでの参加も3名いらっしゃいました。今回も託児は0歳1歳は1対1の託児スタッフと体制は万全です。

 

 

最初に言っていいですか・・・

今回の講座、素晴らしすぎて私の中の私が終始スタンディングオベーションをしておりました…(脳内で)

 

 

どういうところが素晴らしかったか?

 

 

端的にいうと、男性にも女性にも理論的に理解しやすく、ストンと腑に落ちる具体的なアドバイスが満載でした。

 

働きながら子育てをするという、一見ハードな大事業のための講座なのですが、女性を必要以上に擁護するものでも、男性に必要以上の負荷をかけるものでもないものだったという印象。

 

その内容を象徴するように、講師の山口先生は冒頭にハッキリと仰いました。

育休コンサルタント®︎の山口理栄先生

山口理栄先生の書籍と全国紙の特集記事

 

 


「10年前は、正規職員のほぼ半数の女性は出産を機に退職していました。でも今は、産休育休をとって働き続ける女性が全体の約7割です。

 

このことから分かるのは、

働きながら子育てをするのは、

ものすごく大変なことではないのです。

 

もはや普通のことなのです。」

 

と。

 

 

ハンマーで叩かれた気分

 

 

「安心してください。

みんななんとかやってきてるから、できるんです。

 

ただ、大変なことは人によって違います。

自分にとって大変なことは何か?を見極めることが大切です」

 

 

 

一体どういうことでしょう。

今回は1組のアニマル夫婦を例に、先生のお話の一部をご紹介していこうと思います。

 

10年前すら事情が違う。10年前の世代は、違う時代。

仕事を続けながら子育てをする女性は、今やもう珍しいものではなく、

なおかつ、若い男性の「家事育児に対する意識」も変わってきている、ということをデータで示されました。


10年前とは、既に事情が変わっているんですね。

 

 

その変化に、女性(あなた)自身が追いついていますか?

子どもを産んで働き続けることを決めたのは自分。

だから、会社や家庭でいろいろな我慢や犠牲を強いられるのは仕方ない…

 

と、思っていませんか?

 

それ、あなたの思い込みかもしれませんよ。

 

例えば、育休、時短、保育園の送迎。

 

自分で全部で決めて、抱え込んでいない?

 

もっとパートナーと話しましょう。

そして会社にも、自分の口から復帰後の働き方(できること)を話しましょう。

 

自分で話さないと、誰も分からないのです。

 

とはいえ、どうやって…?

一概に話し合いと言っても、簡単なものではありません。

特に夫婦間では、つい感情的になったり主張しすぎたり言い負かしたくなったり。職場では、遠慮したり気負ってしまったり・・・。

 

そこで、大切なのは「自分の本心を知る事」

つまりは「どう働きたいか」を自分でしっかり考え、その上で夫婦での意見のすり合わせをすることが大切です。(あるいは職場への情報共有が大切です)

 

それを客観的に話し合えるための、各種ワークシートが用意されました。

 

理屈を書き並べるものではありません。

事実を書き出すシートです。

 

例えば子どもの朝の準備や送迎事情、キャリアへ対しての考えや復職事情。

 

「もっと協力してほしい」

「もっと感謝してほしい」

「大変なことをわかって欲しい」

 

では解決できない沢山のことが、ワークシートに記入することで、客観的に・具体的にあぶり出されます。

夫婦で書くことで、互いの事情を視覚的に確認することができました。

その後、ワークシートを元に、夫婦で育休復帰後の平日のタイムスケジュールを家族分記入していきました。

 

その他にも、共働き夫婦が子育てをするための、たくさんの実務的なアドバイスや心構えをご紹介いただきました。

 

参加された方からは、こんな感想をいただきました。

・お互いの思いを知れて、具体的なすり合わせができてよかった(夫婦)

・こちらが思っていたより、頼りにして良いという事が分かった(女性)

・今まで知らなかった朝と夕方の役割が分かってよかった(男性)

・仕事面の大変さは理解できるが、育児の大変さはわかりにくいので、普段から話し合うことの大切さが分かった(男性)

・自分の職場の育休女性への対応の仕方が分かった(男性)

 

 

「普通」をつくるのはわたしたち。

夫婦が、お互いのキャリアを築きながら子育てをする事が

 

「普通」

 

になる時代の到来です。

 

我が子が社会に出た時に、今よりももっと働きやすく、産みやすく、育てやすい社会にしているには、今の自分と、自分の選んだパートナーとの関係を良くする為の行動(アクション!)から始まるのだなぁと感じました。

 

山口先生の講座は来年2月17日日曜日にも開催予定です!申し込み受付中。

 

山口先生の講座のあとに、ファイナンシャルプランナーの山野井さんから、共働き夫婦のマネープランについてのお話もありました。子どもの成長、そして自分の老後に必要なお金を貯めるためのコツなども教えてくださいました。

 

 

 

育休後、夫婦で力を合わせてより良いキャリアと家庭をつくっていくために!
次回の講座も、ご夫婦でのご参加、ぜひお待ちしています!

 

 

以上、イベント参加報告でした!