2019年11月18日の育休カフェでは、山口県初「日々の世界のつくりかたワークショップ」を開催しました。
朝は台風を思わせる強い風の中、欠席が3組ありつつ防府や山口市を中心にファシリ含めて8名のママのお集まりいただきました。0歳から1歳までの赤ちゃんとお子さんも7名一緒でした。
自己紹介では、名前と人生曲線(結婚や産後などおおきならいふいべんとか現在まで)について1人1分程度全体でシェア。出産など子どもを中心に書く人もいれば、仕事生活中心に書く人も。自己紹介にもそれぞれの個性が光ります。
続いて、日々の世界のつくりかたのカードを使ったワークショップでグループワークへと移りました。
日々の世界のつくりかたワークショップは、花王株式会社生活者研究センターが、2016年に、慶應義塾大学総合政策学部 井庭崇研究室との共同研究プロジェクトで、自分らしく子育てしながら働くためのヒントを34のことばにまとめたパターン・ランゲージを利用したワークショップです。カードを1人1セットお借りしての開催となりました。
「現在の心がけていること」に近いカードを3枚選び、グループ内で共有ここでは34枚のカードの中から、2種類のカードをそれぞれ半数が選んでいるという結果に。同じカードを選んでいても、内容や行動・選ぶ理由は人それぞれでした。
次に「3年後の理想の暮らしのために必要なこと」と感じる3枚を選ぶ、という場面では、現在心がけていることとは異なるカードがたくさんでてきました。そして、3人以上重複しているカードは1枚もないという、前半とは異なる結果に。
終了後のアンケートでは
- 共通点がたくさんあってうれしかった。
- 自分に向き合える時間が取れて前向きになれた。
- ワークショップを通じて、他の人の仕事に対する考え方を知ることができた。
- 3年後のカード選びが難しかった。先のことまで考える余裕がなかったことに気付いた。
- いろいろな話ができて、自分を見つめなおす機会になってよかった。自分の振り返りのきっかけにもなった。
- 似たような環境を持った人の話がうれしかった。勇気をもらえた。
などの声が聞かれました。
初対面であった人と、仕事復帰・子育て・家事について深い話をいきなりはできないけれど、日々の世界のつくりかたのカードがあることで、90分という短い時間での中でも、参加者それぞれが自分の内面と向き合ったり、他の人の仕事に対する思いを聞く機会になりました。
託児がない中で、0歳から1歳さんまでがハイハイしたり、歩いたりする中での開催でしたが、同じ育休同士、あたたかい気持ちで参加してくださったおかげで、気持ちよい場ができました。参加してくださったママと赤ちゃん&子ども達、ありがとうございました(^ー^)
カードを無償で貸し出し&冊子を参加者全員に無償提供してくださった、花王株式会社生活者研究センター様、ご協力ありがとうございました!
思った以上にここちよい場になったので、日々の世界のつくりかたワークショップの第2段、春くらいにまた開催したいなと思います。